本当に聞かれたくないのは……背徳に高鳴るわたしの鼓動 竜胆女子学院の年若い女教師榊原薫子は、婚約者の瀬川靖之に迫られながら今一歩を踏み出せずにいた。金、ルックス、ステータス持っていないものは何もない。俺の不満なんだ、と薫子を尾行する瀬川だったが――薫子の車で見たものは、見知らぬ男の巨大な男根へ口唇奉仕する初々しくもいやらしい姿だった。 薫子の裏切りに激怒する瀬川。怒りの矛先はかねてから目をつけていた女生徒、東海林碧へと向けられる。学院の優秀生徒であり、その端正な容姿から百合姫の名を贈られている碧を放課後の下着売り場に呼び出し、媚薬を盛って篭絡しようと企む瀬川だったが、男と連れだって通り過ぎた薫子に我を忘れてしまう。 しかも薫子は、試着コーナーのひとつで男と濃厚なセックスを繰り広げ始めたのだ。その男こそ、昨日までは瀬川が歯牙にもかけていなかったうだつのあがらない用務員、渋澤龍一。つい最近臨時雇用のバイトとして入ってきただけの男だった。 瀬川を裏切りきれないでいる薫子を巨根で責めあげ蕩かせていく渋澤。その魔手は、やがて碧にも向かっていくのだった……。